5歳児がほぼ毎月押し花体験を安永先生から受けています。一月は押し花キーホルダーを作り、早速カバンに付けて喜んでいました。その時、安永先生から「あと少しで小学校ですね」と言われたので、来月でおしまいになってしまうことが子どもたちに伝わりました。しかし、ずっと一緒という気持ちがあったようで「また来てね」と伝えたそうです。押し花は作ることを楽しむというだけではなく話を落ち着いて聞いたり、薄い押し花は慎重に取り組む必要もありますが、少し難しいことへの挑戦が意欲につながっています。また身近な自然を相手に「小さな命」を感じる機会にもなっていますが、それを感じることのできる感性は知識ではなく、感じることの多い生活がポイントになります。そうした経験の積み重ねの中には、安永先生に対する尊敬や憧れなども育まれてきたのでしょうが、子どもたちの「またきてね」は人への懐っこさがものすごく育っている言葉だったのが担任と話すことでわかりました。月1回のお話の会でも語り手の増島さんが大好きになり、最後のお話の会でもやっぱり「またきてね」といったそうです。そんな話の究極には担任の先生に対しても「小学校も一緒だといいな」と本気で言っている子どもたちが何人もいます。好きな人との楽しい記憶が次のステップを乗り越えるエネルギーになります。この気持ちは4歳児から下の子どもたちにもしっかり確認できます。