7月19日町会の皆さんとの夏祭りはいかがだったでしょうか。子どもたちは会場の雰囲気と町会の方々の夜店に大喜びしていました。盆踊りで太鼓を叩きながら「なんだかいい匂いがするね」と笑顔で話していた子どもたちからもその喜びが伝わってきました。10分間の休憩では町会の方々の配慮で夜店の時間も早めていただいたようで、かき氷を食べたり飲み物を飲んだりする子が多くいて休憩時間をのばしました。予定通りに行かない夏祭りですが、これが逆に「本物のお祭りの面白さ」を感じることができました。町会の方々からも子どもたちがたくさん集まったのでとても喜んでもらえました。
また園から夜店を出すことも快諾していただいたので5歳児が日頃園内でやっていたお店やさんごっこを鳥海の夏祭りで体験してもらうことができました。いつも以上に張り切って「いらっしゃいませ」「どれにしますか」と言いながらお店やさんごっこを楽しんでいました。子どものやっているお店やさんごっこでは作ったものを無料で相手にあげるのですが、受け取ってもらうことがとっても嬉しいと感じていますし、もらった子どもたちも心から喜びを表現しています。これこそがお互いに育ちあう遊び環境ですが、町会の夏祭りも考えてみると売り上げを度外視してお店を出し、みんなに喜んでもらうことを励みにして一生懸命に取り組んでいる姿には、同じような人に貢献する喜びがあることを感じました。子どもたちにはこうしたお祭りの背景にある「みんなが喜ぶ」ことを考えて無償で働いている人達の姿を知ってほしいと思いますし、そうした思いは大人になった時に地域に貢献する喜びにもつながっていくものと思いました。子どもたちは今も喜んでもらえることを考えて、お祭り商品を盛んに作っています。