3日の豆まきですが、ここ何年かは園庭で5歳児たちが鬼役になり、小さい子どもたちが豆をぶつけるという遊びになっています。そうした体験をして育った子どもたちの対話に担任は驚きの記録を書いていました。
『節分は昨年度の年長児がしてくれたことをよく覚えていて、「今年もみんなでやりたい」と話していました。「弱い鬼だったよね」「なんで弱い鬼にしたんだろう?」と以前の年長児の気持ちになって考えてみると「小さい子が怖いからじゃない?」「泣かないようにやってくれてたのかも」と自分達が同じ立場になって初めてわかったこともあったようです。「小さい子が泣かないように」といつも年長さんがやってくれていたように可愛い鬼や面白い鬼を作っていたので今日は被って園庭にでてみるとすぐにひまわり組が大喜びで豆まきをしてくれました。「うわー」とやられフリをする子もいれば「いいよー」と目の前に立ってあたっている子もいて、それぞれが考えた優しい鬼になっていました。』
どうでしょうか。優しさを言葉で伝えてもうまくいきませんが、優しくされた体験は体の奥底にたまっていき、何かの拍子にちゃんと目を出すと言うことがわかります。ですから愛された子どもたちは自分が大人になった時周囲の人に愛を振り撒くようになると思います。