3歳児と4歳児が園庭で衝突してしまいました。その拍子に転んで泣いてしまいました。4歳の子がすぐに誤り、3歳の子も「いいよ」と言ってくれたのでそれぞれその場を離れていきました。
しかし、その後クラスの保育者に泣きながら泥を落としてもらう姿が気になる様子で心配そうにずっと見ていました。それに気づいた4歳の保育者が「顔や手に泥がついていたから、拭くの手伝いにいく?」と提案すると「うん、そうする!」と走って3歳児のところに行き、ティッシュで顔の泥を拭いてあげました。最後に4歳児が「大丈夫?」と聞くと「うん!」と笑顔で答えてもらったので、走って遊びに行きました。そんな3歳の姿を見て安心したのか、4歳児も笑顔になり、お友達と遊び始めたそうです。相手のことを気にする気持ちがどこで育っていくのか、わかりそうでわかりにくのが育児ですが、この時の2人の穏やかで人を許すこと、気づかう気持ちなどの表現には大人の方が癒されます。体験を通して豊かに学ぶ気持ちは道徳ではなく倫理観だと感じます。