1歳児がお誕生日会を楽しもうとして集まってきました。「集まって」という声をかけなくても保育者が準備をしながらお誕生日の歌を歌っていると自然に集まってくるのです。一人一人が楽しいことが始まるからという予測のもとに、自分で決めて自由に座っています。1歳児ですから隣の子と場所取りで揉める可能性もありますが、自然に集まる時には空いているところに座るので意外とトラブルは起きないものです。ところが、この日のお誕生日の主役が参加せず、1人離れて、あえてみんなの方を見ないふりをしている様子を担任が感じました。そこで無理には誘わず、集まっている子どもたちと歌を歌って遊び始めました。その時、誕生児が大好きなカエルの歌を歌うと、マラカスを取りに行って歌に参加!そうした流れで誕生日会を始めることができました。こうした保育者の対応が子どもたちには安心感や友だちとの関わり方を学んでいくのだと思います。