毎日3歳児以上の7クラスの劇あそびが開催されているため、全クラスが見学しあっています。見られることで演じる子どもたちは緊張も感じていますが、それ以上に見てもらうことの嬉しさの方を強く感じているようです。こうして見られることに慣れたり、見た子はその後で「大きな声でわかりやすかった」「セリフをいう時の表情が良かった」という感想まで伝えています。そうなると、子どもたちは「かっこいいところ」に憧れ真似しようとします。そうなると子ども同士で刺激し合いながらどんどん上手になっていくという、諏訪保育園独自の劇遊びの姿が見られるようになります。保育者が先頭に立って教えるというより、子どもたちの声を聴きながら一緒に考えていくスタイルです。子どもが感じている面白さは家庭でも再現されているという話も聞きます。そして一番の見せ所は発表会の終わった後の交流の姿です。自分たちの劇に他のクラスの子どもを入れたり、2歳児も一緒に混ざったりした劇遊びが展開されていくのです。