4月の中頃からこいのぼりを飾り始めました。一度に全部あげるのではなく、1匹2匹とだんだん増やしたり、色を変えたりしています。それは「今日はどんなこいのぼりが泳いでいるかな?」という子どもの期待感を聞いたり、リクエストに応えたりしながらこいのぼりや5月の気持ちいい風を身近に感じてほしいからです。

子ども達はそんな変化に敏感に応えてくれるので「どうして1匹だけなの」(明日は何匹かな)「わぁ、今日は3ついる」(風が吹いて気持ちいいから遊びに来たのかなぁ)「お母さんこいのぼりいないねえ」(お買い物に行ったのかもね)などという楽しいおしゃべりができます。

クラスによってはそんな子どもの興味を活かしてこいのぼり作りにも繋げていきます。4歳児が作ったこいのぼりを飾ると大喜びして大歓声が上がりました。翌日他のこいのぼりと一緒にあげると「ちっちゃーい」「赤ちゃんみたいでかわいいね」という声が聞けたそうです。隣のクラスでも興味を持って作りたいという声が上がったので本物のこいのぼりをクラスに持ち込んだところ、その大きさにびっくりしたそうです。こうした体験が子どもの遊び(学び)をどんどん広げていきます。そのためにも子どもの日こそ子どもとのおしゃべりを楽しんでください。