7月はどのクラスもお祭りごっこの遊びが子どものペースで面白く広がり始めました。その中でもお店屋さんんごっこはどのクラスも人気のある活動でしたが、そこで子どもたちのおおらかさや考える力、表現する力、そして人間関係を豊かにする遊び方に触れることができました。

それは4歳児がお店やさんごっこを始めてポテトやお面など商品を作り、2歳児を招待することになりました。すると招待された2歳児の1クラスが「お買い物、お金が必要だ」と考え、お金やカード、電子マネーなどを勝手に作り始めお買い物に出かけました。すると4歳児はお金と交換することを考えていなかったのですが、これを境に他のクラスの子が来た時に「お金ある?」と聞きました。当然、お金など意識していなかったクラスの子どもは「ない」と答えました。すると対応していた4歳児の子が「お金なかったら持っていっていいよ」と気前よくただにしてくれました。

また、5歳児のクラスでくじ引きゲームを作り3回引いていいというルールで始めたのですが、それを引いた先生がハズレばかりだったのを見て「かわいそう」と感じたようで次の日には10回券を作っていました。このような相手を思った買い物やゲームなどは大人の社会ではありえないことですが、子どもはそうした方がしても喜ぶし楽しい時間が流れることを知っていたのだと思います。これが子どもの主体です。